Campany's Voice

ヴォイス・ファクトリイってなんか変わった会社だね。

そういう声をよく耳にします。 

それは私たちがクラシック音楽の業界にあって、これまでになかった発想で、いろいろな事業を行っているからでしょう。

さまざまな演奏会のプロデュース、主催事業、チケットポンテ(会員制チケット半額販売専門サイト)など、これまでの音楽業界からすると確かに少し毛色が違って見えるのかもしれません。でもそこには一貫して、「音楽は他者に対する共感を生む愛」であるという信念の元、ひとりでも多くの方にその音楽の感動との出会いを創造したいという思いがあるのです。

ですから、私たちの行うすべての事業、すべての演奏会には、必ずそれを行う理由があります。 

その演奏会を通じて、私たちが伝えたいメッセージがあるのです。だから、演奏家の名前や知名度に頼って、興行だけを目的とした演奏会は行いません。興行はあくまでも結果であって、目的にしてはならないからです。 

人種も、文化も、環境も異なる人々を繋ぎ、人間を超えた美しい世界を垣間見せる芸術。 

私たちを平和で安らかな世界へ導いてくれる音楽・芸術は、人々に愛と希望を与える、魂の栄養です。 

感動したときに流れる美しい涙と、そのときの優しい心。音楽は人を「愛」の存在に導く不思議な力を持っています。私たちが創る舞台が終わって、会場を出られるときのお客様の美しい姿。その瞬間が私たちの一番のエネルギーとなっています。

音楽のハーモニーのように、私たちが多くの人々の中で、支えられながら生きていることの不思議。そしてその不思議の中で、心身ともに健康で幸せに人生を送る。。。

自分の力ではどうにもならない不思議に支えられて生きているから、感謝せずにいられない。。。 

音楽を通じてそんな思いとの出会いをお手伝いすることこそ、私たちが事業を続ける理由です。 

そして同じ目的のために一緒に歩くことの出来る、命がけで音楽に取り組んでいる「アーティスト」とだけ、パートナーとして一緒に舞台を作り続けています。  

　　　　　　　　　　　　ヴォイス・ファクトリイ株式会社              　
             代表取締役 /音楽プロデューサー　輪嶋東太郎

音楽プロデューサー/ヴォイス・ファクトリイ株式会社代表

アーティスト・プロデューサーとして数々の著名アーティストを世に出し、また映画プロデューサーとして制作した日韓合作映画「ザ・テノール　真実の物語」はアジア各国に加えイスラエルでも商業上映され、釜山映画祭で音楽賞を受賞するなど、国際的にも高い評価を得る。またライターとしては、聖路加国際病院名誉院長であった日野原重明氏の最後の書籍「生きていくあなたへ」を執筆、30万部を越えるベストセラーとなる。

1963年兵庫県芦屋市に生まれる。幼少期に人間国宝であった故泉嘉夫氏に師事し能楽を学び、師の舞台で多くの子方を演じる。1987年慶應義塾大学法学部法律学科卒業。1997年音楽を中心としたプロデュース会社ヴォイス・ファクトリイ株式会社設立。

同年オペラシティオープン記念「マリア・カラス展」をテレビ東京と開催。

更にプロデュースしたバイオリニストのCDがビクターエンターテインメントよりリリース、クラシック音楽界では異例の20万部を超えるセールスを記録。

イタリアオペラ界の至宝と呼ばれる史上最高のメゾソプラノ、フィオレンツァ・コッソットの最晩年の日本公演を10年に渡って全国で開催。

イベントプロデューサーとして、故岸田今日子、吉行和子、冨士眞奈美による新しい形のクラシックコンサート「女優が送るおしゃべりコンサート〜歌に生き恋に生き〜」の5年に渡る全国公演、また日野原重明プロデュース「べー・チェチョルコンサート」の全国公演などを開催し話題となった。

また、韓国人テノール歌手べー・チェチョル氏との歩みを追った１１０分の「NHKハイビジョンスペシャル」は数回に渡り再放送され、同番組は韓国KBSでも放送された。

2015年には、東京オペラシティコンサートホールでの主催公演に、美智子皇后陛下（現 上皇后）による行啓の栄誉を賜る。

また、外務省、国際交流基金の要請により、日本人初のパレスチナ縦断公演を、人形劇俳優たいらじょうと実現。

プロデュース公演が２度にわたり厚生労働省子供文化財を受賞、また日本における韓国文化への貢献に対して、2007年韓国政府より表彰。

現在、この分野で世界最高と称される音声外科の京都大学名誉教授一色信彦氏との共同研究により、世界初となる医学的アプローチによる発声のメカニズムを解明、国際学会への発表に向けて準備を進めると同時に、演奏家、アナウンサーなどの声の指導も行い、2019年には台湾声楽家協会の招聘により、現地の声楽家に公開レッスンを開催。

自ら手がける海外アーティストの出演時には、NHKをはじめとした各メディアだけでなく、京都大学主催での国際音声外科学会などでも英語、イタリア語の通訳も務めている。